ランス駅から100kmほど南下すると、コート・ド・セザンヌ地区が広がる。日本では、北部のモンターニュ・ド・ランスやエペルネ近郊のエリアが注目されるが、この辺りも品質の高いシャルドネやピノ・ノワールが育つ。
“シャンパーニュデュロン”は、中でも目を惹いた生産者だ。
セザンヌ地区の北部に位置するアルマン村のぶどうを中心に使用したGrande Reserve/グラン・レゼルヴは、5年程前のベースワインから造られる。ムースのように滑らかな泡立ちと、落ち着きのある果実味が心地よく広がる。
この優しくて妙に整った味わいに、初めて試飲したときに一目ぼれした。
余談ですが、こちらのお二人は20年くらいパートナーとして連れ添っていながら結婚されたのは、つい最近。とのこと。
日本との文化の違いを知るのも訪問の楽しみの一つですね。
現地にはまだまだ知られていない、素晴らしい造り手が存在します。いつかそんな生産者を日本に輸入することができたら!と久しぶりに思う訪問となりました。